歌詞のお話

歌詞って

僕は元々歌詞なんてのは刺身のつま、寿司のガリくらいにしか思ってない。

と、思ってたんだけど、実際のところなんだかんだメロディが寿司ネタならシャリくらいな存在に感じてたのでは、と最近思う。

「Wonderwallなんて、なんのことかさっぱりだし、メロディ、サウンド、声が最高だから好きだし」

でもよくよく考えれば

「君は僕のWonderwallなんだ」

って言うフレーズに意味はわからなくとも確実にグッと来てたんじゃないか。と。


とにかく、今の僕の歌詞に対するスタンスは20代前半とは大きく変わっているのだ。


で、エリーさん 


Ellie Gouldingの「the writer」が好きなんです。いわゆる切ない乙女心ソングですね。
メロディと相まってグッとくる。

歌詞の一部を僕なりの和訳した。
ちょっと脚色してるけど。


「小説家」

あなたは静寂を求めた
でもわたしはあなたの言葉を待った
わたしはあなたの側にいるのに
あなたの瞳にはわたしは写らない

照りつける太陽とか、いろんなことが
わたしたちの邪魔をするの
手遅れになる前になんとかしようと頑張ったのに
 
そうだ、じゃあさ、こういうのはどうかな?
芸術家になって粘土でわたしをつくってくれない?
もしくは…小説家になってわたしが言うセリフを決めてくれるとか?

つまり…結局そうやってでもわたしは
最後にはあなたの側にいられるって信じたいだけなの
でも…それをあなたにお願いするのがとても怖いの
このお願い、どうしたら聞いてくれるかな


おっさんなのか?


はい、ドストレートな片思いソング。

メロディとエリーさんのか弱い歌声が絶妙なんだね。
普段は強い女性像をアピールするエリーさんがこう歌うとぐぐっと人間味が出る。そういう意味でとても効果的だ。

(こういうのにグッとくるってむしろおっさんになったのか…?)

でも、このメロディにこの歌詞だから良いのであり、やはりメロディのもつ力は大きい。
そのパワーバランスは変わらないし、ゆずれない。



さて、

良い歌詞を書きたいもんだ。